2011/06/27

お金持ちな招き猫

先日、昼休みに昼食を食べにお寿司屋さんに行ったのですが、そこの床の間の横にある飾り棚の上でお金持ちな招き猫を見かけました。

お金持ちな招き猫


無造作に積まれたお札を前ににこやかな笑顔が素敵です。ぜひお近づきになりたいものです。

タネを明かすと、お札は長さ3センチほどのおもちゃです。招き猫も高さ10センチほどしかありません。周囲を排除しお金と招き猫で画面を埋めることで大きさをわからなくして撮影しました。

2011/06/25

気分を変えて

次に向けていろいろと考えています。趣味とはいえ、むしろ趣味だからこそ撮影の精度を上げていきたいと思います。(シャッターチャンスは少ないのです。)

ペンスケッチ展が終わりまた次の企画の話が出ています。"36コマ1本勝負2011"という企画で順調に行けば今年の11月末か12月初めに東京展を、来年早々に神戸展を行うことになりそうです。

リバーサルフィルムの現像を頼んだ時にビュープリントというものを申し込むことができます。L判程度のサイズの写真がフィルム1本分全て連続しています。"36コマ1本勝負2011"はこのビュープリントをフィルム1本分全てそのまま展示しようという意欲的というか無謀な展示会です。ビュープリントサービスは昨今のフィルム衰退の影響を受けいつまで続けられるかわかりません。昨年、最初で最後と言われて開催されました。しかし、今年もなんとかできるかもしれないということで開かれることになりそうです。

わたしも昨年の開催告知を見ていました。フィルムフォトを始めたばかりでリバーサルでの撮影経験もほとんどなかったので、参加を見送りました。(というかビビッてしまいました。)ペンスケッチ展を経験できた今年は参加したいと思っています。

リバーサルフィルムは撮影時点で作品が完成するためその後の修正を行うことができません。そのため多くの場合ブラケット撮影と言って露出を変えながら同じカットを複数撮影します。ビュープリントを展示しようとすると1発撮りの写真を36コマ続けなくてはなりません。そのため露出の失敗も構図の試行錯誤もそのまま展示されてしまうことになります。

普段撮影をおこなっているとき作品にできそうなのは10枚から20枚に1枚程度です。場合によっては100枚撮っても全然だめなこともあります。フィルム使いにとっては荒行ともいえる企画です。

ただ、昨年の参加者の話では、これを経験すると撮影の技術や気合が格段に成長するとのことです。確かにそうでしょう。胃が痛くなりそうな企画ですが今回は挑戦します。



話は変わって、先日中古カメラ店に行くと古いカメラがジャンクボックスに転がっていました。Konica C35 MFDというカメラです。比較的綺麗なカメラでした。電池も入ってなかったので動作するか不明でしたが買ってきました。掃除してボロボロのモルトを借り換えて早速試写に出かけました。

アジサイ
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100

調べてみたところこのKonica C35 MFDは1982年発売です。かってジャスピンコニカというフレーズで発売されたコニカの一連の35㎜コンパクトカメラシリーズひとつです。38㎜ F2.8というなかなか素敵なレンズを搭載しています。この時期のカメラは明るい単焦点レンズを搭載しており良い写りをします。

道端にて
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100

ピントが後ろに抜けてますね。AFカメラの難しいところです。でもいい雰囲気に写りました。

ロードコーン
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100


もうひとつ、LOMO LUBITEL 166+というカメラを入手しました。初のロシアカメラです。外国産カメラが初めてですね。2眼レフカメラでウエストレベルファインダーを使って撮影します。

垣根の隙間から

本来は中判フィルムを使うカメラなのですが、てっとり早く結果を見たいので35㎜ネガフィルムを使いました。35㎜フィルム用のアダプタが付いてくるのもこのカメラの特徴です。正直ネットでの評判は散々だったので、どうなるのか心配だったのですが、大丈夫のようです。

プランター

さすがにPENTAX645ほどシャープではないもののやわらかい描写と色合いはおもしろいです。ただ、左右が逆になるウエストレベルファインダーは慣れが必要だと思いました。集中していると頭がくらくらしてきます。水平・垂直を意識して構図を決めることが難しいです。

消火栓

次は、中判のリバーサル(ポジ)フィルムを入れて撮影です。

2011/06/24

ペンスケッチ展の合間に

ペンスケッチ展も終わり、ちょっと気が抜けた感じになっています。ペンスケッチ展の期間中に撮ったものを少し。

タチアオイ
OLYMPUS PEN D3 / F.Zuiko 32mm F1.7
FUJICOLOR 100

いつの間にかタチアオイの花が綺麗にさいていました。

監視中
OLYMPUS PEN D3 / F.Zuiko 32mm F1.7
FUJICOLOR 100

ペンスケッチ展会場のわきに親父の落書きを見つけました。何をにらんでいるのでしょうか?

渋谷にて
OLYMPUS PEN D3 / F.Zuiko 32mm F1.7
FUJICOLOR 100

ごつい歩道橋だなと思いつつどう取ろうか構図を考えていたら、右側からさっそうと歩く女性が、とっさにシャッターを切ってしまいました。

見下ろす
OLYMPUS PEN D3 / F.Zuiko 32mm F1.7
FUJICOLOR 100

なにげなくブラインドの隙間から下を見ていたら、さっそうと歩く女性が(以下略)

2011/06/19

ペンスケッチ展7 終了

ペンスケッチ展7が盛況のうちに終了しました。

足を運んでいただいたすべての皆様に感謝します。十分に対応できなかった皆様申し訳ありませんでした。


平日はこんなふうに穏やかな雰囲気だったのですが、土日は大混雑で大変な熱気でした。ペンスケッチ展7はギャラリー・ルデコの2階だったのですが、3階で吉住志穂さんの個展も開かれておりその流れで来場される方も多かったようです。その他に、週末にはとにかくギャラリー・ルデコの一番上から順に下に降りながらいろいろ見て回るという方がわたしが話をさせていただいただけでも数名いらっしゃいました。そんな楽しみ方もあるんですね。

このひと月あまり、初めてのフォト・イベントということでかなりじたばたしていました。特に東京ではプリントを見直したくなり夜な夜なプリントを見直す作業をしていました。


公園の動物遊具たち

今回の展示です。公園で見かけた動物遊具たち、ちょっと違和感のあるその様子を思わせぶりに撮影して並べてみました。質感とともに非現実感を出したいと思い和紙にプリントしてみました。その思惑はうまくいったように思います。WEBでその質感伝えることができないのは残念です。

わたしの展示を見て大爆笑してくれた方もいました。感心してくれた方もいました。中でも「わー、パンダだー」いいながら駆けよって来て「このパンダこわーい」といってお母さんのところに駆け戻っていった女の子、ごめんね、怖い思いをさせて。でも、心の中で「よしっ!」っとガッツポーズしてしまいました。

主催のMazKenさんの主張するフォトグラフは写真(真実を写す)ではなく光画(光の絵)だという意見はその通りだと思います。フォト→光、グラフ→画、ということです。そして写真に写るものは真実ではありません。撮影者の意図による絵です。わたしの場合「写真はうそつきだよ、真実じゃないよ」と言いますが

ペンスケッチ展でも「こんな写真があるんだ」とか「こんな写真は初めて見た」と言ってくださる方が何人もいました。心の中では写真じゃないよ光画だよと思いつつも、作者の自由な発想を楽しんでくださいと話をしていました。

ペンスケッチ展にかかわったこの数か月が過ぎ、これからもフォトグラフを作り人に見ていただくことを楽しんでいきたいと思いました。

2011/06/12

ペンスケッチ展7 東京(渋谷)

ペンスケッチ展7(東京)の準備がようやくできました。

わたしの作品は「公園の動物遊具たち」と題して公園にある動物遊具を撮り歩いた絵を展示しています。


東京会場の展示では和紙でのプリントに挑戦してみました。不思議な動物たちの絵を楽しんでください。


今回の作品作りに使ったカメラたちです。左が「OLYMPUS PEN D3」、右が「OLYMPUS PEN S2.8」です。

作品作りには真剣に取り組んだのですが、神戸会場で他の方々の作品を見てへこみました。みなさん上手いのです。こんな作品でいいのかと思いました。

東京会場ではまた新たな作品を見ることができます。わたし自身楽しみにしています。ぜひ、45人の個性が光る写真遊びを見に来てください。入場は無料です。

わたしは16日(木曜)、18日(土曜)、19日(日曜)に終日在廊する予定です。


40年前に生まれた小さな美しいカメラ・・・
デジカメ時代にこそ問う撮る楽しさ。
ハーフカメラに魅せられた44人ここに集う。

ペンスケッチ展は「オリンパス・ペンで撮った写真を持って集まれ」が合言葉のグループ・フォト・エキシビションです。
オリンパス・ペン(フィルムのペン)をはじめとする昭和30-50年代の国産ハーフ判カメラで撮ったフォト作品を展示しています。

2011/06/10

ビヨウヤナギ(美容柳)

ビヨウヤナギという花があります。6月になると鮮やかな黄色の花が咲きます。おしべが目立つ花です。

ビヨウヤナギ
2011/06/10
OLYMPUS E-620
ZD 35mm F3.5 Macro
ISO 200 1/320 F3.5 35mm(35mmEquiv. 70mm)

優美なおしべが特徴的です。正面からだとこのおしべに埋もれてめしべが目立ちません。めしべに注目しておしべの優美な曲線の生かすために横から構図を作ってみました。

2011/06/06

あちこち散歩

ようやく先月神戸に行ったときの最後のフィルを撮り終え現像できました。

朝の空港
2011/05/21
Nikon FM2
Ai NIKKOR 50mm F1.4
FUJICHROME Velvia 100

早朝の空港、この日は6時25分の飛行機で神戸に向かいました。

街が近づく
2011/05/21
Nikon FM2
Ai NIKKOR 50mm F1.4
FUJICHROME Velvia 100

中央下部、少し右に前方後円墳が見えます。五色塚古墳というのだそうです。前回、神戸空港に近づくときに気が付いたのですが撮影できませんでした。今回はなんとか撮影できました。

北公園の像
2011/05/21
OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
FUJICHROME PROVIA 100F

ポートアイランドの北公園にある4人の男女が地球を支える像、なんという像だったかメモしておくのを忘れてました。この地球はかなり大きなものでした。

神戸へ
2011/05/21
OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
FUJICHROME PROVIA 100F

ポートアイランドから神戸に向かって橋を渡りました。その途中でポートライナーの走る橋を撮影。

2011/05/25
OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
FUJICHROME PROVIA 100F

すみだ市役所前の広場に花壇があります。そこに金色に輝く穂を見つけました。

中華風屋形船?
2011/06/05
Nikon FM2
Ai NIKKOR 50mm F1.4
FUJICHROME Velvia 100

横浜港に金色の龍が飾られた船がありました。中華風の屋形船といったところでしょうか?

ベロタクシー
2011/06/05
Nikon FM2
Ai NIKKOR 50mm F1.4
FUJICHROME Velvia 100

以前、話には効いたことのある自転車タクシー、ベロタクシーというのだそうです。

2011/06/01

写真の日

最近初めて知ったのですが、6月1日は写真の日だそうです。

ミニカー
OLYMPUS PEN D3 / F.Zuiko 32mm F1.7
FUJICHROME PROVIA 100F

以前は原付免許で乗ることができたため流行したミニカーですが、久しぶりに見ました。普通免許が必要になってから見なくなりました。下手すると軽自動車の中古の方が安いですからね。それでも狭いところでも使うことができるし、駐車スペースもあまり必要ではないし、維持費が安いので使い続けている人はいるようです。写っているのはタケオカ自動車のアビー・キャロットという種類のようです。調べてみたところ最近は電気自動車になっているものもあるようです。

夜の街で
OLYMPUS PEN EE-3/ D.Zuiko 28mm F3.5
FUJICOLOR 100

何を思ったのか、PEN EE-3で流し撮りをしていました。しかし、酔っ払いだったのでよく覚えていないのです。ただ、かすかに覚えてはいます。シャッター速度が1/40のはずだから流れるだろうとか、マニュアルで絞りをF3.5にすれば少しは写るかなとか、背景にコンビニの明かりがあるからとか・・・
現像が上がるまですっかり忘れていました。

カメッ!
OLYMPUS E-620
ZD 35mm F3.5 Macro
ISO 200 1/200 F4.0 35mm(35mmEquiv. 70mm)

道端にわざとらしく置いてある瓶や壷には、便利なアイテムなんかを期待したりするのですが・・・
なぜか中にはプチプチ(エアキャップ)がぎっしり・・・?

台風一過
OLYMPUS PEN EE-3/ D.Zuiko 28mm F3.5
FUJICOLOR 100

台風一過、明け方までの雨が嘘のように晴れた日、公園の緑と空の雲がまぶしく見えました。

東京スカイスリー
OLYMPUS PEN EE-3/ D.Zuiko 28mm F3.5
FUJICOLOR 100

東京スカイツリーが緑の上に顔を出していました。

ベンチ
OLYMPUS PEN EE-3/ D.Zuiko 28mm F3.5
FUJICOLOR 100

街角で見かけるベンチ、これはバス停の横です。撮り歩きで疲れたとき、カメラバッグの中を整理したいとき、助かります。

上と下
OLYMPUS TRIP 35 / D.Zuiko 40mm F2.8
FUJICOLOR 100

頭上注意、足元も注意。

OLYMPUS PEN EE-3は固定焦点のカメラでシャッターを押すだけで写真を撮ることができます。最近このEE-3の作る絵を妙に気に入っています。

OLYMPUS TRIP35はOLYMPUS PENのEEシリーズの最高峰EES-2を35㎜判フルサイズ化した機種です。ゾーンフォーカスによる大まかなピント合わせができ、40mm F2.8という最近のコンパクトカメラと比べると非常に性能の良いレンズが付いています。

これらの簡単カメラは一眼レフに比べるとボケ表現などは期待できませんが、撮ってみると綺麗な絵を作ります。