ペンスケッチ展が終わりまた次の企画の話が出ています。"36コマ1本勝負2011"という企画で順調に行けば今年の11月末か12月初めに東京展を、来年早々に神戸展を行うことになりそうです。
リバーサルフィルムの現像を頼んだ時にビュープリントというものを申し込むことができます。L判程度のサイズの写真がフィルム1本分全て連続しています。"36コマ1本勝負2011"はこのビュープリントをフィルム1本分全てそのまま展示しようという意欲的というか無謀な展示会です。ビュープリントサービスは昨今のフィルム衰退の影響を受けいつまで続けられるかわかりません。昨年、最初で最後と言われて開催されました。しかし、今年もなんとかできるかもしれないということで開かれることになりそうです。
わたしも昨年の開催告知を見ていました。フィルムフォトを始めたばかりでリバーサルでの撮影経験もほとんどなかったので、参加を見送りました。(というかビビッてしまいました。)ペンスケッチ展を経験できた今年は参加したいと思っています。
リバーサルフィルムは撮影時点で作品が完成するためその後の修正を行うことができません。そのため多くの場合ブラケット撮影と言って露出を変えながら同じカットを複数撮影します。ビュープリントを展示しようとすると1発撮りの写真を36コマ続けなくてはなりません。そのため露出の失敗も構図の試行錯誤もそのまま展示されてしまうことになります。
普段撮影をおこなっているとき作品にできそうなのは10枚から20枚に1枚程度です。場合によっては100枚撮っても全然だめなこともあります。フィルム使いにとっては荒行ともいえる企画です。
ただ、昨年の参加者の話では、これを経験すると撮影の技術や気合が格段に成長するとのことです。確かにそうでしょう。胃が痛くなりそうな企画ですが今回は挑戦します。
話は変わって、先日中古カメラ店に行くと古いカメラがジャンクボックスに転がっていました。Konica C35 MFDというカメラです。比較的綺麗なカメラでした。電池も入ってなかったので動作するか不明でしたが買ってきました。掃除してボロボロのモルトを借り換えて早速試写に出かけました。
アジサイ
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100
FUJICOLOR 100
調べてみたところこのKonica C35 MFDは1982年発売です。かってジャスピンコニカというフレーズで発売されたコニカの一連の35㎜コンパクトカメラシリーズひとつです。38㎜ F2.8というなかなか素敵なレンズを搭載しています。この時期のカメラは明るい単焦点レンズを搭載しており良い写りをします。
道端にて
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100
FUJICOLOR 100
ピントが後ろに抜けてますね。AFカメラの難しいところです。でもいい雰囲気に写りました。
ロードコーン
Konica C35 MFD
FUJICOLOR 100
FUJICOLOR 100
もうひとつ、LOMO LUBITEL 166+というカメラを入手しました。初のロシアカメラです。外国産カメラが初めてですね。2眼レフカメラでウエストレベルファインダーを使って撮影します。
垣根の隙間から
本来は中判フィルムを使うカメラなのですが、てっとり早く結果を見たいので35㎜ネガフィルムを使いました。35㎜フィルム用のアダプタが付いてくるのもこのカメラの特徴です。正直ネットでの評判は散々だったので、どうなるのか心配だったのですが、大丈夫のようです。
プランター
さすがにPENTAX645ほどシャープではないもののやわらかい描写と色合いはおもしろいです。ただ、左右が逆になるウエストレベルファインダーは慣れが必要だと思いました。集中していると頭がくらくらしてきます。水平・垂直を意識して構図を決めることが難しいです。
消火栓
次は、中判のリバーサル(ポジ)フィルムを入れて撮影です。
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