新兵器（その２）

さて、「PENスケッチ展８」に向けもうひとつ新兵器を手に入れました。

「ペンアップ２」という接写ツールです。カメラを支える４脚と接写レンズのセットです。本来の用途は書類の複写や標本の記録などに使うためのもののようです。PENが開発されたころは今のようなコピー機はなかったのでこのようなツールが開発されたのでしょう。

さて、これをどう使うかというと、

PEN S2.8のようなビューファインダー機は一眼レフと違い接写レンズを付けるとフレーミングできません。「ペンアップ２」は４脚を使うことで大まかなフレーミングとピント合わせができます。ピント面は４脚の足先を結んだ平面になります。


これを使って撮影すると、

梅の気配

OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
PEN-UP 2 Closeup 30cm
FUJICHROME Sensia Ⅲ 100

これまでPENのスタンダード系列では難しかった近接撮影、そしてボケによる表現ができるようになります。

ビオラ

OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
PEN-UP 2 Closeup 30cm
FUJICHROME Sensia Ⅲ 100

問題もあります。これは上部の真ん中から左ななめ下方向へ影があります。４脚の足の影です。４脚の影を避けようとするとかなりアングルが限定されます。

寒椿

OLYMPUS PEN S2.8 / D.Zuiko 30mm F2.8
PEN-UP 2 Closeup 30cm
FUJICHROME Sensia Ⅲ 100

それでも、こんな絵が撮れるのは楽しいです。


ここのところ仕事が忙しく、また休日は天気が悪く、思うように「ペンスケッチ展８」の準備はできていません。それでも少しづつ進めています。