先日、鯉のぼりの撮影に行ったところで、ISO1600のフィルムは発色がいいとずいぶん誉めている人に会いました。以前(もう20年ほど前(汗))ISO1600のカラーネガフィルムを使ったことがあるのですが、まともな色が出ず粒子も粗かったため、ISO1600のフィルムにあまりいい感じを持っていませんでした。
今回ネットで調べてみると
FUJICOLOR NATURA 1600はレンズ付きフィルムにも使われているようで、評判も悪くないようです。というわけで、使ってみました。
雨の夜
Nikon FM2
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 S
FUJICOLOR NATURA 1600
高感度はやはり夜の撮影というわけで、あいにくの雨でしたが道路を撮ってみました。粒状感はありますが、発色は悪くないようです。
タンポポ
Nikon FM2
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 S
FUJICOLOR NATURA 1600
タンポポを撮影してみました。花の部分は綺麗なのですが、背景の暗めのところは粒状感があります。しかし、予想よりはかなり綺麗です。(画像が粗いのはスキャナのせいです。)
東京都慰霊堂
Nikon FM2
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 S
FUJICOLOR NATURA 1600
こういう暗いところでもフラッシュを使わずに撮影できるのはありがたいです。
富士フィルムのコンパクトカメラには、NPモードという
FUJICOLOR NATURA 1600向けの設定があり発色が良くなると言われています。NPモードについて調べてみると
FUJIFILMのNATURA BLOGに説明がありました。要は暗めのところでは2段、それ以外では1.5段ほど多めに露光するようです。
そこで、カメラのISO設定をISO400に切り替えて撮影してみました。
東京スカイツリー
Nikon FM2
Ai AF Nikkor 50mm F1.4 S
FUJICOLOR NATURA 1600
なかなか良い発色です。ISO1600の設定で撮影したものに比べると粒状感も少なくなりました。
このままISO400の設定で撮影を続けました。
お手入れ道具
軒先
固定
この
FUJICOLOR NATURA 1600は通常ISO600位で使用して暗めのところではISO400に設定、さらに暗くなりシャッタースピードが手ブレ限界に達したらISO800、ISO1600と設定を変えて撮影するという使い方が良いようです。
なんか、フィルムカメラでデジカメみたいなことができる面白いフィルです。